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個人の能力が伸びない理由ってこれじゃないか? [思うこと]

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ちょっと思うことを書きます。

普段、楽器屋さんで仕事をさせて頂いて、他国の方(特に多いのがブラジル、中国、フィリピンの人たち)に接客することがよくありますが、彼ら他国出身の方たちって、国籍問わずほぼ総じて、自信過剰じゃないですけど、積極的なんですよね。

殆ど弾けなくても、商品や備品のギターを誰に遠慮する事無く手に取っては触る。

掴んで音を鳴らしてみる。

分からなければ、分からないなりにも触って遊んでみる。

私ら日本人でも小さい子どもさんなんかは、好奇心からよく触れてますが、危なっかしいから時々注意しますけど、正直なところ積極的でちょっと羨ましく感じます。

で、彼ら(他国の方と小さな子ども)と比べると、(個人差あれど)大人の人(中学生以上)はホント消極的なんですよね。

何でか、、、民度の違い、成長途上と言ってしまうとそれもあるかもしれないんですけど、最近感じたんですが、子どもや不慣れな人が例えば1人で演奏でもスピーチでも人前で何かをしている時にそれを見て笑うじゃないですか?
(※コントや漫才の場合はおおいに笑ってあげて良いと思いますが。)

別に悪意があったり、バカにしたりってわけじゃなく、その初々しく、たどたどしく、ぎこちなく動いてる様を見て、笑ったりしませんか?

微笑ましいとか、場の雰囲気が和むからとか、そういう意図かもしくはもう無意識ではあると思うんですけど、それ、事をしてる当事者からすると、すごく恥ずかしい、、、そう、笑われるからしたくない。

ってなってるんじゃないかって。
(※楽器屋のスタッフや音楽の先生でも、いきなり店頭で演奏しろと言われたら躊躇するくらいです。)

自分にあてはめてみると思うんですが、人前で何か不慣れなことをやったり、1人で披露する時に、それを笑われたらめちゃくちゃ恥ずかしくなったり、凹んだりしないですか?
(※たとえ笑っている相手に悪意がないとしても。)

日本的な、場を和ませるための集団行動(笑み)というのか、場の空気的な、それが原因となって個人の成長、上達、個性形成を妨げてるんじゃないかと。

他の国の人たちはそういうの殆ど気にしないですからね。

悪く言えば無関心ですが。

日本人が英語はじめ外国語に弱いとか、言語的要因もないとは言わないですが、その手の理由もそこらにあるんじゃないかと思えて来た。
人前で何かすれば恥をかく(≒笑われる)。
だからしない。

歳を重ねるにつれて、小さい時からの笑われる経験が蓄積され、それで嫌になって、途中で終わる、止めちゃう人が多いのかなって。

楽器屋さんでの接客中に観察してると、中学生以上になると途端に触れても遠慮がちになる傾向があるなっていうのを見ていて感じます。
(※もちろん、皆が皆そうじゃないですよ。個人差もありますが。)

ギターにせよ、バイオリンにせよ、ピアノにせよ、初心者の人がまずぶち当たる壁は、Fコードが上手く抑えられない、押える位置が上手く掴めないとか、そんなテクニック的なものでなく、初めてであるが故に周囲に対して過敏になりすぎてること。

これが改善すれば、下手にテクニックや押さえ方を覚えるより多分上達早いですよ。
多分ですが。

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